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生理痛の原因はホルモンバランスの乱れ?

By Ros @scotlandphohos

月経が周期的に繰り返されるのは月経に関係しているエストロゲンとプロゲステロンというホルモンが安定して分泌されているからで、生理痛が起こる原因にもこれらのホルモンが大きく関与しています。

女性の体は視床下部から出されるホルモンの働きによって、排卵の時期にエストロゲンの量が最大になるようになっています。
排卵を終えた後には徐々にプロゲステロンの量が増えていくことで子宮の中の子宮内膜という部分を厚くして受精卵が着床できるようにします。

生理痛は受精卵が着床できるように厚くなった子宮内膜がはがれおちる時に起こります。
この時にプロスタグランディンという痛みを感じる物質が分泌されることで痛みを感じますが、なんらかの原因でプロスタグランディンが通常よりも多く分泌されることで痛みが強くなることがあります。

このプロゲステロンという物質が過剰に分泌される原因のひとつがエストロゲンとプロゲステロンの女性ホルモンの乱れです。
エストロゲンとプロゲステロンのバランスが乱れる時というのは、脳の視床下部から女性ホルモンを分泌させる作用が変化した時に起こります。
視床下部は自律神経の司令塔としての役割も果たしており、自律神経の乱れによって女性ホルモンの分泌まで乱れることがあります。

自律神経が乱れる時というのは、不規則な生活をしている時や食生活が乱れている時、運動不足の時など生活習慣が大きく関係しています。
また精神的なストレスが原因となって自律神経を乱すこともあります。
脳の視床下部はストレスに非常に弱い部位で、精神的、身体的なストレスが加わると、それが視床下部にとっては大きな負荷となり、女性ホルモンを分泌させる指令がうまく出せなくなります。

生理痛はこういった女性ホルモンのバランスがもとになり、いつも以上に痛みが強くなるということがあります。
他には子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系の病気が原因となって、生理痛がひどくなることもあります。


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