霧雨にぬれる竹原,再訪 / I Revisited Takehara in the Misty Rain.

By Minakoshoh @minakotokyo






霧雨に煙る美しいこのまち,竹原を再び訪れました。
平成12年に国土交通省によって、「都市景観100選」の一つに選定されたこの商家町は,” 安芸の小京都 ”とも呼ばれ,国の重要伝統的建造物群保存地区として良い状態で保存されております。

瀬戸内海に面した竹原は,江戸時代当初には新田開発が行われましたが,土壌に塩分が多く耕作には不適でした。そこで赤穂から製塩の技術者を招き塩田に転換し製塩を算出,この町に大きな富をもたらしました。
また,同じく江戸時代当初に本川堀の船着き場が開かれると廻船の往来も活発となり、元禄期から正徳期には竹原の船主による四百石船から千石船も就航し,こうした廻船によって塩その他の産物は日本各地に出荷され、帰りには北日本から米を運びさらには大阪への輸送も請け負うなど海運業も栄えました(北前船)。
その他,酒造業なども興りそれら産業で財をなした商家を中心に、現在に残る町並みが形成されるに至ったそうです。このような経済基盤の上で町人文化も充実し、茶道など京風の文化が栄えた他、儒学者の頼山陽の父頼春水とその兄弟を輩出しています。

⇒ 雨にくもる竹原 (初めて竹原を訪れた際のフォトギャラリーです。)

広島県竹原市,商家町。
April 2014
Olympus OM-D E-M1
Olympus : M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
Olympus : M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8

I visited this beautiful town, Takehara, once again.
The town was hidden in mist, fine rain falling constantly and silently.

Occupying a strategic location on the Seto Inland Sea, it became renowned as a port city in the Muromachi period and then flourished as a centre of the salt industry in the latter days of the Edo period. More recently, it has styled itself as ‘The Little Kyoto of Aki’ and the Special Historical District of old warehouses was selected as one of Japan’s ’100 Most Scenic Towns’.

⇒ Takehara, on a rainy day・・・ (Photo gallery of my first visit. )

Takehara City, Hiroshima Prefecture, Japan
April 2014
Olympus OM-D E-M1
Olympus : M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
Olympus : M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8